「ネットワークビジネス」
この言葉聞いた事ありますでしょうか?
あまり聞きなれない言葉かもしれません。
では、みなさんこういう誘いを受けたことありませんか?
例えば急に久しぶりに同級生からの身に誘われて…
「お金を稼げるいい話がある。」
「いろんな色んなイベントをやっている、仲間ができる。」
等々。
また、ある時は「師匠みたいな人がいるから話聞いてみて。」
と言われて、同級生の誘いを受けてカフェに行ったら知らない人が出てきて、その同級生と一緒に説明、勧誘を受けることになった。
こんな経験ありませんか?
出た!
ネズミ講だ!
そう思った方いらっしゃるのではないしょうか?
私も同級生に初めこんな風に声をかけられたのが関わるきっかけでした。
そしてこれを行ったことで後の人間関係に大きな変化と精神的苦痛を味わうこととなりました。
今回はこのビジネスについて、私が過去に味わった精神的苦痛の体験を記事にしていきたいと思います。
ネットワークビジネスとは?
ネットワークビジネスは別名マルチレベルマーケティング(MLM)といわれ、一般的に「マルチ商法」と呼ばれています。
特定商取引に関する法律により「連鎖販売取引」と定義されている商法です。
多段階の階層をもった流通の仕組みであり、自分が商品やサービスの顧客でありながら、その魅力を伝え愛用者を増やすマーケッターの役割も担います。
自分が直接勧誘した子会員がさらに孫会員を増やしていき、連鎖的な流通拡大の仕組みを持つことが特徴。
グループ内の流通量によって、自分に配当ボーナスが支払われるビジネスモデルです。
ネズミ講に間違えられやすいですが、ビジネスとして認められている商法です。
きっかけ
実は私自身も過去に少し活動歴があります。
私は仲間ができることに興味がありました。
私は昔からいじめられっ子で嫌われやすい性質。
仲間が少ない劣等感に常に苛まれていました。
それに、当時誘われたときは私は新卒の介護職員。
初めての社会人生活で毎日プレッシャーを感じて鬱々。
がんばっても先輩に嫌われて嫌われて、承認してくれる人がいなかった環境。
仲間が欲しくて欲しくてしかたがありませんでした。
そんなときに私の中学に親友が声をかけてくれました。
最初聞いているうちはよく話がわからなかったですが、だんだんと話しを聞いていくうち、「仲間」の話にわたしは興味を惹かれました。
そう、友人の話には私が欲しくてほしくて仕方のない「仲間」を作れるというう話が何度も出てくるのです。
しかもそれでその仲間と切磋琢磨してお金が稼げるなんてまさに夢みたい!
仲間に飢えて飢えて仕方ない。(これは今もですが(笑))
20代の前半、もう10年も前になります。
オススメしない理由
ネットワークビジネスはビジネスではあります。
しかし、お勧めできない理由がありますので以下に書いていきます。
・成功までに時間がかかる。
→どんなビジネスもそうですが、成功するまでには時間がかかります。下記理由と合わせ、時間をかけるお勧めはできないです。
・ネズミ講とごっちゃにされる。
→犯罪ではない、と業界の方は言いますがやはりネズミ講と区別がつきづらい。周りの人にどれだけ言葉を尽くしても「ネズミ講」、「犯罪者」のレッテルを張られ信用を失う。
・友達を失う可能性がある。
→私が一番言いたいのがこれです。信用を失うということはこれが大きいです。大事だった人間関係が崩壊していく可能性があります。
「友人を整理する意味で、これ(ネットワークビジネス)についてくる人が本当に信用できる人間だ。」
私は当時の入会している先輩に言われた言葉です。でもね、想像以上に関係を断ち切ることって苦しいんですよ?
私はこれを機に中学、高校、大学、そして当時付き合ってた彼女と関係を全て絶つとこになり、友達0 の期間が1年続いたことがあります。私の最大の暗黒期です(笑)
いかかがでしたでしょうか?
…あの時の大きな悲しみは忘れられない。
稼ぎはなく、失ったものは本当に大きかった。
ただ話が逸れますが、まあこれが無かったらその時の彼女と別れてなかった、ということは今の奥さんに、出会えなかったことを考えると因果なものですが…
まとめ
今回「ネットワークビジネス」についてご紹介しました。
犯罪ではありませんし、立派なビジネスではあります。
しかし、個人的にはどうしても失ってしまうものが多くリスクが高いビジネスと言わざるを得ません。
そのあたりのリスクをどうとるか。
この記事をきっかけに少し考えていただければ幸いです。