最近芸能人の方々が発症され、ニュース等で耳にすることが増えてきた「適応障害」という病名。
しかし…その内容はあまり知られていないと思います。
なんとなく知っていても「どうせ甘えでしょ?」と理解されないことも…
私も診断を受けているこの病気について、少しでも多くの方に知ってほしいので、今回は私の経験談を中心に簡単に紹介します。
(注:医師ではありませんので病気の内容の断言はしません、詳しくは専門書等を読むことをお勧めします。)
症状 ?
動悸、手の震え、怒りっぽくなる、腹痛、頭痛、不眠、突然涙が出てくる等。
私は毎日通勤電車に乗った時点から動悸と泣きそうになり、職場に行くのが怖くて仕方がなかったです。
涙が出てくることは一番最後に現れた症状でした。
通勤電車、職場内はもちろんですが、自転車をこいでいるとき、買い物に行っているとき等ふと涙が出てくる…止めようと思うとさらに出てくるのでそれはそれは恥ずかしかったです。
うつ病との発症状況の違いは?
症状がうつ病と似ていると言われますが、発症状況に違いがあると思います。
・うつ病⇒慢性的に症状が出る。
・適応障害⇒ストレスの原因が近くにあると症状が現れる。(私の場合、職場の他部署の長や同僚が近くにいると症状が強く現れておりました。)
私は職場に近づく、ストレスの原因の人物がふと頭に入り込んでくると起こっていました。この影響は家庭でも起こり、娘の些細な行動を強く
叱ってしまうことも増え、私自身振り返ると娘に申し訳ない程でした。
対処法?
①ストレスの原因から離れる
⇒これは大切だと思います。会社であれば上司等に相談し、業務負担の軽減やストレスの原因の人物から遠ざけてもらう等配慮してもらうことが大切だと思います。
②精神科、心療内科に受診
⇒おかしいと思ったら我慢せず専門医に相談され、治療に取り組まれた方がいいと思います。
また、医師との相性も大切です。相性が悪いばかりに逆に体調を悪くしてしまう可能性もあります。病気の治療のために行っているのに体調が悪化しては本末転倒!!
私も一度目の医師とは合わず、受診することでストレスとなり体調を崩してしまいました。大変ですが、合わないと感じたら別の病院へ受診することも大切だと思います。
まとめ
「会社は辛いのが当たり前。」「子育ては大変なのが当たり前。」そんなこと等を言われ、適応障害は甘えと言われがちです。
でも、ストレスに適応できてないから体に表面化して現れる立派な病気です。きちんと専門医と相談しながら、治療をしていくことが大切だと思います。
重症化する前に少しでもおかしいと思ったら受診してほしいと思います。
また、周囲の方も甘えと非難せず、病気であることを認識して支えてあげてほしいと思います。少しでも広まってくれることを願っております。