精神疾患は苦しい…
精神疾患にかかるのは本当に苦しいんです。
何が苦しいって、症状はもちろんですが、それを理解されないにくいことも苦しい原因。
精神疾患といえばよく聞くうつ病は、日本人の10人に1人がなる、心の風邪と言われるもの。
つまり生きていれば誰でもなる可能性があります。
「えっ?あの人が?」
そんな人でもかかる人、いると思います。
発症してみて初めて分かる。
辛いのですよ。
もっと身近であることをどうか理解してほしいです。
適応障害の理解がほしかった
私も適応障害を発症しました。
原因は仕事上での他部署の長のパワハラ、モラハラ。
診断がつく前、「最近怒りっぽい。」という自覚はありました。
あまりに理不尽にパワハラ、モラハラを受け過ぎて、過度なストレスがかかっていました。
そのことで、家族や同僚に対してあたりがきつくなったりしていました。
今思えば適応障害の症状の一種らしいです。
でもその時は訳も分からず、ただただすべてが怒りの対象になってしまうまずい状態だと思いました。
当時2歳の娘が言うことを聞かないこと。
仕事で後輩職員がのんきに仕事中に話していること。
些細なことでもうるさくてうるさくて、不機嫌になり続けて…
周りも嫌だったと思います。
おそらく印象はパパとしても、当時の同僚たちからしても最悪だったと思います(笑)
腫れ物に触るような感覚で私を見ていたと思います。
それが悪循環で「何で自分ばかりこんなに大変な思いをしないといけないんだ?」
と思い悩む日々…
何で仕事に行くだけでいろんな症状が現れるのか?
そしてどんどんが症状進行していき、もはや動悸、手の震え、涙がでる等おかしくなり続け、ついには妻に受診を勧められました。
そして、適応障害の診断。
診断がついて正直安堵した気持ちもあります。
私がクズな人間だから、ストレス耐性は弱いし、怒ってばかりいる。
そんな風に自分を責めていたので、病気のせいだとわかってほっとした気持ちはありました。
とりあえず診断はついて、服薬をしながら仕事は続けてきました。
ですが、症状は良くならず悪化する一方…
そりゃそうです。
病気の原因と結構な頻度で顔を合わせる必要があるのだから…
ついに妻も見かねて休職を懇願され、休職を決意。
そして、そのままいなくなるように退職し、離れることとなりました。
精神疾患は甘えではありません
精神疾患者の周りのみなさん。
いいですか?
精神疾患はけっして甘えではないのです。
今までできていたことが普通にできなくなる…
これは怠けているからでもなんでもありません。
やりたくてもうまく体が動かないのです。
発症したことがない方が思っている以上に苦しいものです。
けがのように目に見えないから、わからない。
どうしても理解されづらい…
でもね、甘えているわけではありません。
誤解しないでください。
決して楽したくて、怠けているわけではないのです。
理解してほしいです。
脳の病気なんです。
心の風邪なんですよ。
誰でも起こりえるんですよ?
あなたが突然かかって苦しむ可能性があるんですよ。
もし馬鹿にして、あとからかかって、馬鹿にされてしまう可能性だってあるんですよ?
だからじゃないですが、思いやりを持ってほしい。
優しい気持ちを持ってほしい。
まとめ
精神疾患は甘えではありません。
誰でも発症する可能性があります。
だからこそ、周りの方も優しい気持ちで日々を過ごしてほしい。
理解して欲しいのです。
周りの方だって、いつなんどき精神疾患にかかるか分からないのですから。
もしそうなったと考えてみてください。
手を差し伸べてほしいはず。
だからまずは自分から優しくいてほしいです。