今回は高齢者施設について、専門用語をできるだけ避けて簡単に解説していきます。
(それぞれの施設の詳しい解説は今後別の記事を作成し、解説していきたいと思います。)
介護保険施設
・特別養護老人ホーム
基本的に要介護3以上の認定を受けている方が入所できる施設。
「終の棲家」として生活し、亡くなるまで入所することが多い場所。
入所までの順位は施設側が判断する。
仮に100名待機がいて、その時申し込んでも順番が101番目というわけではなく、月1回くらいの施設内の会議で順位はその都度変わってくるので入所したいところがあればあきらめずに申し込んでみましょう。
・介護老人保健施設
医学的管理のもと、状態が安定してる利用者が看護、リハビリ、介護を受けられる施設で在宅復帰(自宅に帰ること)を目指すための施設。
入所中の薬の処方は施設内である。
要介護1~5までの利用者が入所申し込み可能。
入所基準や、期間は施設の判断によって決まってくる。
看取りを行っている場所もある。
・介護療養型医療施設(2024年までに廃止が決定している。)
淡吸引の回数が多い、酸素吸入が続いている、栄養摂取が吸引状態が重い方が入所するための施設。
・介護医療院
介護療養型医療施設とサービス内容はほぼ同様。2種類存在し
Ⅰ型:長期療養が必要である重篤な病気や、身体の合併症のある認知症高齢者が対象。上記の介護療養型医療施設相当以上の方が対象。
Ⅱ型 :Ⅰ型の方より状態が落ち着いている方が対象。
・介護付き有料老人ホーム
株式会社等が経営する施設で料金が他施設より割高であるが作りがきれいであったり、施設ごとにアピールポイントがそれぞれ違う。
(施設の作りや、食事、医療体制、リハビリを行っている等施設によってさまざま。料金も全く違う。)
・サービス付き高齢者向け住宅
介護サービス付きの賃貸アパート、マンションのイメージ。
自宅にいることと同等の扱いのため、介護保険サービスを利用しながら、デイサービスに通ったり、ホームヘルパーがトイレのお手伝いを受ける等、サービスを利用しながら生活を送る。
有料老人ホームと同様、株式会社等が経営していることが多く、作りや料金、アピールポイントは施設ごとに違いがある。
・認知症対応型共同生活介護(グループホーム)
認知症の診断を受けている方が入居できる施設。
9人1ユニットで生活。(ユニットとはグループ。学校でいう班みたいなもの。)
認知症利用者に対して手厚い介護を受けられる。
特別養護老人ホームや介護老人保健施設と比較するとやや料金が割高。
・軽費老人ホーム(ケアハウス)
自炊できる程度の身体能力を持っている方が生活するための施設。
外出等も自由に可能。
まとめ
介護保険施設もこれだけの種類があります。
今回は本当に簡単な紹介だけですので参考までに。
また別の記事でそれぞれの施設の開設記事を上げたいと思います。