今日祖父母の家に行って顔を出してきました。
半年ぶりの再開。
祖父母はともに80代後半、やはりどんどん痩せて足腰が弱くなっているのがわかり切なくなりましたが、それでも2人でたくましく生活を送れている2人を見てやはりうちの祖父母は強いと思い、凄く嬉しかった。
祖父母もとても嬉しそうにしてくれました。
私はその日のうちに家に帰るため、弟が車で最寄り駅まで送ってくれたのです。
ただ…
私は弟が苦手なのです。
話は1度弟との話に逸れます。
3つ違いの弟、小学生の時はずっとくっついて遊び回って仲の良かった弟。
思春期の頃からまったく口をきかなくなり、関係が険悪になり、以来10数年…
私たちには見えない壁があり、2人でいるといつも気まずい雰囲気。
私は何を話していいか分からず沈黙してしまうのです…
そんな私達も気がつけば年齢を重ねお互いに三十路を超えるおじさんに。
それでもどうも凝り固まったしこりが取れていないままで、気まずいのは変わらないのですが、やんちゃやってた弟は中身が老成し、ものすごく家族を気にかける人になりました。
会社で頑張り、親や祖父母のことを誰より気にかけるようになった。
自分の考えをしっかり持ち、意見も澱みなくしっかりと発言できる。
会社でもバリバリ働いてゆうしゅうなせいせきを収め、稼ぎ、それで家族へのご飯等をいつもほぼ全額奢る。
そんなしっかりしすぎた、弟の方が兄だと言っても誰も疑わない状態で兄のプライドなんてあったもんじゃないできのいい弟。
それくらいのしっかり者になりました。
さて、話は戻りますが、今日そんな弟と最寄り駅まで駅までの車内にて…
私は弱音を吐きました。
実は言ってないのですが祖父母も私が休職していることを薄々勘づいているような発言があったり、仕事の苦労話を楽しそうに話して、食事等ほとんど全額奢ってくれている弟に私は悔しさしかなく、つい「充実して働けてるのが眩しい。」等色々弱音を吐きました。
プライドが邪魔して以前から顔合わせても話せない状況だった私が何故こんなことを急に言い出したのか自分でも不思議でした。
ただこの発言を機に久しぶりに腹割って話した気がします。
「いいじゃん、胸張って休めばいい。」
「俺も尊敬している人がいるから働いているようなもの。」
「一つの会社に留まるのが正解じゃない。」
なんとまあ弟から大人のコメント。
本当にどっちが兄が分かりません(笑)
でも、不思議と今日は弟へのプライドで傷つくことはなかった。
むしろ潤るみました、兄貴分の弟から励ましが心に染みたんでしょう。
弟も色々会社で苦労があるようです。
弟と話してて色々勇気をもらいました。
そして話しながら私が思う負い目はこれだと言うものを整理してました。
・人の親なのに休職して働いていない。
・弟より仕事できないし、稼ぎもない。劣ってる。
・社会から、誰からも必要とされていない。
・前の職場の上司のもとでずっと働きたかったのにハラスメントに耐えられずやめ裏切った。
ことを勝手に思い込んでたと実感。
悔しかったんだな俺。
と、ストンと腑に落ちた。
全然話が変わりますが、私はある人を恨んでいます。
この人のしこりが無くならない限り永遠に楽になることはない。
自分の心からいつか消えてほしい。
それは前の職場の後輩職員への憎しみ。
全部を狂わせた張本人。
他部署長たちからのハラスメント行為が大きくなった原因でもあり、態度が大きくてとにかくいるだけで許せなかった人。
許すことはできないかもしれない、ただ記憶から無くなってほしい。
弟と話しながら静かに青い炎が自分の中に燃あがるのが分かりました。
乗り越えたい、少しずつ、確実に、自分に嘘をつかないで今度こそ1つずつ乗り越えたい。
いつか悲しみが手放せればいいな。
弟と今日腹を割って話したことで少し前進出来たのかな。
そうだといいな。